AFNラジオの日々のオンエア曲を紹介するブログ
6月28日(月) ザ・ジョン・バトラー・トリオ、ションテル ほか
熱帯夜明けの今日の関東地方は昼間もムシ暑い陽気。
南半球でやってるワールドカップの映像で長ソデのユニフォームで試合をする選手や厚着の観客を見るたび、どうも信じられなくてフシギな気持ちになります。
では今日のオンエア曲、まずはロック系から
・One
Way Road THE JOHN BUTLER TRIO →解説
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ザ・ジョン・バトラー・トリオが奏でる、弾むようなリズムの軽快なロック!
ヴォーカルも務める John Butler のハイテンションなギター・プレイも聴きどころのひとつです。
何度か来日もしていて、今年は、苗
場でやるのに「フジロック」という変わった名前(!)のフェスに出演するらしいです。
ザ・ジョン・バトラー・トリオはオーストラ
リア出身のバンドで、この「ワン・ウェイ・ロード」は最新アルバム April Uprising
(2010) からのカット。
・Beat The Devil's
Tatoo BLACK REBEL
MOTORCYCLE CLUB →解説ページ
アメリカの3人組バンド、ブラック・レベル・モーターサイクル・クラブのダークな味わいのブルース・ロック
・Addicted
SIMPLE PLAN →解説ページ
カナダ出身の5人組バンド、シン
プル・プラン。コーラス・ワークもさわやかなパワー・ポップ・ロック。
・That
Year BRANDI CARLILE →解説
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アコースティック・ギターで奏でられるせつないバラード。
ファルセット主体で歌われる主旋律は美しく、夢見るような雰囲気をかもし出しています。
ブランディ・カーライルはアメリカのシン
ガー・ソング・ライターで、この曲は2009年の最新アルバム Give Up the Ghost
に収録されています。
彼女の音楽はといえば、アコギ1本でガンガン歌う女性ロッカーといった印象で、それは同アルバムからの1st
シングル Dreams
にも顕著に現れていますが、この That Year のような素晴らしいバラードも数多くあります。
まあ、このテのフォーク・ロックは日本盤としての発売はよほど大ブレイクでもしない限りムズカシイとは思いますが、じっくりと歌を聴きたい人にはおすすめ
です。
・Impossible
SHONTELLE →解説ページ
ションテル!ついに 米 Billboard 7/3付で17位と、じりじり上がってきました。
なんとも美しいメロディ、せつせつと歌い上げる歌唱力も見事なソウル・バラードです。
私がこの曲を初めて AFN で聴いたのが今年の2月。
もう一発で魅了されてしまい、心の中では「こんなイイ曲売れねえワケねーだろ」ってなもんでしたが、やはり超ビッグ・アーティストでもない限り全米チャー
トは手ごわい!
ラジオ・リリースから約2ヶ月後、 5/8 付で88位でチャート・インしてから今週の17位まで、さらに2ヶ月近くかかりました。
生まれた(リリースされた)瞬間から注目しているせいか、今後どこまで上昇するか、とても楽しみです。
さて、彼女の2枚目となるニュー・アルバム No Gravity
は今年4月にレコーディングが終了、6月発売といわれていましたが、8月にずれ込む模様です。
次のシングルがそろそろ出るらしいですが、個人的には Impossible
をもう少し売って、ピークに達したあたりで(トップ 10
入り?)ニュー・シングルを出して、それからアルバム発売、という順が効果的かと思います。ガンバレ!
6月24日(木) シャリース と デッド・バイ・サンライズ
先週に続いて夕方の放送でスポーツコメンテーターがワールドカップ1次リーグの解説をしていた。
23日の試合でアメリカが 1-0 でアルジェリアに勝利。その結果、グループC
はアメリカが1位で決勝トーナメント進出(2位はイングランド)となり、女性DJとのやりとりも和やかムードだった。
アメリカのサッカーが好きな自分もひと安心だけど、今回は少し力強さに欠けているのが気になるところです。
☆今日のオンエア曲
・Home GOO
GOO DOLLS
6/8 リリースのグー・グー・ドールズの新曲で最近よくかかる。
最新アルバム Something for the Rest of Us は本国で 8/31 リリース予定です。
・Pyramid
CHARICE ft. Iyaz →解説
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5/20
の項で紹介したシャリースの
1st アルバムがついに日本発売となりました。
全米で 5/11発売のものを日本で 7/7 にリリースするのですから新人としては驚くべき速さだと思います。
まあ、このヒットシングル「ピラミッド」も耳ざわりのよいポップスな
ので日本でも売れるとみたのでしょう。
共演のアイヤズの歌も柔らかい声質で心地よいサウンドです。
なお、アルバムはヒットメーカー、デイヴィッド・フォスターがプロデュースを手がけています。
ちなみにシャリースは本国フィリピンでは2008年からアルバムを2枚発表。
通算で3枚目となる今回の「シャリース」が世界デビュー盤です。
・Too
Late DEAD BY SUNRISE →解説
ページ
美しいメロディのクールなポップ・ロック。
ラジオで聴いて、イイ曲だなあと思って調べてみたら、なんとリンキン・パークのヴォーカリスト、チェスター・ベニントンのサイド・プロジェクトのバンドで
した。
本家のリンキンとは全く違う雰囲気のポップ性は正にソロ・ワークの醍醐味といったところでしょう。
デッド・バイ・サンライズは2005年から
活動する6人編成のバンドで、この「トゥー・レイト」は2009年リ
リースの 1st
アルバム「アウト・オブ・アッシュズ」から、2010年2枚目のシングルです。
6月21日(月)
ホープ・サンドヴァル&ザ・ウォーム・インヴェンションズ ほか
ワールドカップが始まってからというもの、夜は何かと忙しくて困る。
「代表チームの試合なんて見たってしょうがない」などどハスに構えてみたものの、しょせんはサッカー狂。いざ見始まるとついつい引き込まれてしまう。
特にスカイ
パーフェクTV!では全試合生中継に加えて各試合のダイジェストを四六時中やってるものだからタチが悪い。
スカパー!って有料放送だから、視聴料高いんじゃないの?なんて思う人がいるかもだけど、実はそうでもない。
今回のWカップ放送を見るためには特別なチャンネル契約は必要なく、基本料金410円に加えて有料チャンネルを1つでも契約していればよい。
私の場合は Moto GP(バイクレース世界選手権)を見るためGタス(月額
945円)を1年のうちに8ヶ月間だけ契約していて見られるワケだが、もっと安上がりにするなら、月額300円くらいのチャンネル(ニュースなど)をW
カップ期間中、というより今からなら6月分はサービスしてくれる(と思う。要確認)はずなので7月だけ契約すればよい。
実は私
も長年のスカパー!視聴者でありながらWカップ放送にはあまり期待していなかったのだが、今回考えを改めた。
というのは、6/19 の日本戦の時のこと、ハーフタイムに何気にスカパー!かけたら、なんと、イビチャ・オシムがインタビューに答えているではないか!しかも生で!
日本代表へのコメントを、例のピリッと辛口のオシム節で展開していて面白かった。
これはナカナカたいした企画で、スカパー!の本気を垣間見た気がした。
☆今日のオンエア曲
・Livin The Life
MARTIN SEXTON *アメリカのシンガー、マーティン・セクストンの軽快なロック
・In The
Shadows THE RASMUS
*フィンランドのバンド、ザ・ラスマスの哀愁ただようロック
・Give Me A Sign
BREAKING BENJAMIN
→解説ージ
イントロから、ただよう哀愁。せつせつと、情感たっぷりに歌い上げるハードロック・バラードだ。
コーラス部分もダイナミックだし、思わず一緒に歌いたくなるような魅力に満ちている。
アメリカあたりでは KARAOKE で盛り上がりそう(!)
ブレイキング・ベンジャミンはアメリカの4
人組で2002年アルバムデビュー。この「ギヴ・ミー・ア・サイン 」は2009
年のアルバム「ディア・アゴニー」からの 2nd シングルである。
・Take Me
Home AFTER MIDNIGHT PROJECT →解説
ページ
この曲を初めて聴いたとき、そのメロディ・セ
ンスにただならぬものを感じた。
シンガーのジェイソン・エヴィガンの歌は、時にはハードロッカーの如き迫力のシャウトがあり、時には胸が締めつけられそうな情感こもった熱唱がある。
アフター・ミッドナイト・プロジェクトは2004
年カリフォルニアで結成された5人組。
ハードロック/オルタナの体裁をとりながらも取り立ててギター・ソロなどもなく、あくまで「うた」を聴かせることに主眼を置いたバンドのスタイルは、ニッ
ケルバックのそれにも通じるものがある。
この曲は2009年の 1st アルバム Let's Build Something to Break からのカット。
☆今日はコノ曲
・Trouble
HOPE SANDOVAL and The Warm Inventions →解説ページ
朝っぱらから、こんなん、かかりました。妙齢の女性シンガーがムードたっぷりに歌うスロー・ブルース。
と、客観的に言えばそうだけど、ベタな言い方をすれば昭和のムード歌謡というか、タランティーノのバイオレンス・バカ映画
(ホメてるよ!)の挿入曲にでもなりそうな雰囲気だ。
トレモロ付きのエレキ・ギターがほわ〜んと鳴って日本の演歌のごとき哀愁が炸裂。現代の音楽シーンの中では特に強烈な印象を残す。
ホープ・サンドヴァル&ザ・ウォーム・インヴェン
ションズはアメリカの Dream Pop 系バンド、MAZZY STAR
のシンガーとマイ・ブラッディ・バレンタインのメンバー、2人によるバンドで2001年から2009年までに2枚のアルバムを発表。
この「トラブル 」は2009年のアルバム Through
the Devil Softly に収録されている。
6月18日(金)
ライフハウス新曲、マルーン5新作リリースの話題ほか
いつものことながら、金曜はイイ曲がイッパイかかる。
パラモアの新曲だの、サラ・バレリスの新曲だの、メモっておいただけでも31曲ほどあったが、全部はムリなのでメジャーなものを紹介します。
☆今日の話題
マルーン5
のニュー・アルバムの発売が正式にプレス・リリースされた、ような話をDJがしていた。(もしかしたら新曲の解禁日を言っていたのかもしれないけど、聞き
流していたので、正確なところは不明)
それにともない、日本でも有名な Won't go home without you
( →解説
ページ )など、彼らの曲が日中だけでも4曲かかった。うち3曲は私も知っていたが、残りの1曲、女性とのデュエット曲が何かわからなかった。
もしかしたらそれが新
曲 Misery だったのか?私は MAROON 5 にあまり詳しくないのでわからない。
いづれにしても、新作の話題がアナウンスされただけで1日が「マルーン5祭り」になってしまうなんて、アメリカの音楽界で彼らの存在がいかに大きいか、わ
かる気がする。
☆今日のオンエア曲
・Alejandro
LADY GAGA *レディー・ガガ、目下大ヒット
中の最新シングル「アレハンドロ」
・Paparazzi
LADY GAGA →解説ページ
2009
年は AFN(というか、アメリカのラジオ)ではレディー・ガガの 1st
アルバムから「ジャスト・ダンス」以下5枚のシングルがかかりまくった。
さすがに今年に入ってからは 2ndアルバム The Fame
Monster からの曲に移行したけれど、そうなった現在でもいまだによくかかるのがこの曲。
美しいメロディに「パパラッチ」なる言葉をのっける意外性。
女の情念のような内容でありながら、「お嬢ちゃんガガ」的な愛くるしい歌い方によって奇妙なアンバランス感をかもし出している。なんともスゴイ曲だ。
・Who Knew
PINK
・Glitter
In The Air PINK →解説
ページ
ピ
ンクは、そのイロモノっぽい名前とはウラハラにメロディ・メイカーとしての才能は巨大なものがあります。
アダム・ランバートの「ウォント・フロム・ミー」
も大ヒットしてるし、作者である彼女にもケッコウな印税が入るんだろうなあ、などと、つい下世話な想像をしてしみたくなる。
さておき、アルバム「ファンハウス」から実に6枚目のシングルである「グリッター・イン・ジ・エア」も
彼女の作曲能力がいかんなく発揮されています。
ピアノ伴奏で美しいメロディを表情豊かに歌い上げるこのバラードは、まるでクラシックの声楽曲のようで、思わずうっとり。
☆クローズアップ!〜ライフハウス
・First Time
LIFEHOUSE
・Hanging
by a Moment LIFEHOUSE →
解説ページ
・All
In LIFEHOUSE →解説ページ
良質なメロディで
ファンをトリコにしてやまないバンド、ライフハウスの曲が3曲オンエ
ア。
「ハン
ギング・バイ・ア・モーメント」は今日久々にかかりましたが、2001年頃はラジオで爆発的にかかりまくってました。
少しロックが好きな人ならライ
フハウスの名は知らなくても、このメロディを聴けばきっと思い当たるでしょう。
1st
アルバム「ノー・ネイム・フェイス」からの曲で、シングル・チャートだけを見れば全米2位ですが、売り上げなど総合的に大成功を収め、2001年の年間
チャートで1位に輝いています。
そ
して!待望の新曲 All
In がオンエアされ始めました。
最新アルバム Smoke and Mirrors からの 2nd
シングルで、これがまたイイ!ほのかな哀愁に親しみやすいメロディ。でも、ズンズンと推進する、力強さがみなぎるロックになっています。
間奏でのちょっと
レトロな響きのピアノもいい味付けになっています。さすがは「マスター・オブ・メロディアス・ロック」(メロディ大先生!)。
1st シングル Halfway Gone ( →解説ページ
)はラジオでかかり始めたのが去年の11月頃でアルバム発売は今年の3月と、時期が大きくずれてしまったせいか、アルバムの売れ行きが(ライフハウスにし
ては)伸び悩んだ感があるが、このシングルで再浮上するかもしれない。 →Amazon
でCDをみる
実際ボク自身、 Halfway Gone
の素晴らしさに狂喜した余韻が冷めないうちにアルバムが出ていれば速攻で買っていたのに、間が空いてしまったがために買いそびれてしまっていたから。
やはり、セールス/マーケティングにおいては「タイミング」というのは非常に重要なのだ。
ライフハウスはバラードも素晴らしいのだけれど、今のアメリカでは昔と違ってバラードは売れにくくなっているので、2曲続けてのロック路線は正解だと思
う。
Photo : 虚空慈 kokuuji
アップロード : 2010/05/23 更新
: 2010/06/30
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