AFNラジオの日々のオンエア曲を紹介するブログ
5月20日(木) ミランダ・コスグローブ と ボブ・シュナイダー
今日のAFNは、黙って聞いてりゃあ今後の注目アーティストばっかじゃねえか!ってなくらいのもんでした。
ではその一端をば。
1 In my
head RICHY NIX
2 Trash
Day BUTCH WALKER
3 Pyramid
CHARICE ft. Iyaz
1 はカナダのシンガー、リッチー・ニックスの
鮮烈なロック・ラップ。
美しいピアノとハードロック・テイストのギターがからみみ合って絶妙なグルーヴ感を出しています。
憂いを含んだリッチーの歌もかなりのカッコよさです。 →解説ページ
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3 はフィリピン生まれで18歳になったばかりのシンガー、シャリース。最新の
Billboard でアルバムが初登場8位となっています。
なんで
も彼女が有名になる一因には YouTube
があったとのこと。アジアのシンガーで動画サイトといえば、最近ではロックバンド、ジャーニーの新ヴォーカリスト抜擢ネタなどもあってナカナカ興味深いも
のです。
歌声は艶やかで伸びがあるし、ソウル・テイストの曲調も今のトレンドにのっていて、いかにもヒット職人の作といった感じです。 →試聴
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ただ、個人的にひと言いわせてもらうなら、曲調含めてデスチャあたりと似すぎてるかな....ラジオで今日初めて聴いて「あれっ、デスチャ?」なんて一瞬
思ったくらいだから。再結成の噂も聴いてたことだし。
で、この曲をクローズ・アップ。
・Kissing
U MIRANDA COSGROVE →解説ページ
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こちらもリリースほ
やほや、アルバムが4/27発売で全米初登場8位。しかも現在17歳になったばかりと、なにやら前出のシャリスと似ています。
ミラン
ダ・コスグローブは歌手以前に女優として輝かしいキャリアがありますが、調べたら日本人になじみのあるものでは2003年の映画「スクー
ル・オブ・ロック」に出演というのがありました。( Summer Hathaway 役)。
で、今回歌手デビューとなったわけですが、彼女は作曲にも関わるなど、ナカナカの才能で今後の可能性を感じさせます。
曲はそよ風みたいにチャーミングなポップ・ロック。思わず口ずさみたくなるコーラス部分や、みずみずしい恋の感情を歌った歌詞など、ヒットの可能性は大で
す。
○他のオンエア曲から「今日はコノ曲」
・40
Dogs (Like Romeo and Juliet) BOB SCHNEIDER →解説ページ
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素朴な感触ながら実に味わい深いアメリカン・ロック。
サザン・ロックとロミオとジュリエットと40匹の犬という組み合わせにまず意表を突かれます。
さらに、ループを重ねるギターのリフにからみつくラップ調の歌がすてきです。
でも、ライブで歌うの、大変だろうなあ。
ボブ・シュナイダーはテキサス州をベースに1990年代から活躍するシンガー。
ジェイソン・ムラーズなど、プロのミュージシャンからの信頼も厚い本格派です。
5月18日(火) クリス・アレンの新曲 "The Truth" と「アメリカン・アイドル」論
今日のAFN のプレイリストを紹介すべく、10時からのオンエア曲をメモってみる。
1 Life After
You DAUGHTRY (ドートリー) →解説ページ
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2 Chances
FIVE FOR FIGHTING →解説ページ
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3 Pocket Full Of
Sunshine NATASHA BEDINGFIELD (ナターシャ・ベディングフィールド)
4 Standing
Still JEWEL (ジュエル)
5 I Never Told
You COLBIE CAILLAT
6 Wake up
Call MAROON 5 (マルーン5)
7 All The Right
Moves ONEREPUBLIC →解説ページ
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8 Lonely No More ROB
THOMAS (ロブ・トーマス) →解説ページ
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9 The Truth (feat.
Pat Monahan) KRIS ALLEN
→解説ページ
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10 Paralyzer FINGER
ELEVEN →解説ページ
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誰か止めてくれっ!.....きりがない。
2 のファイヴ・フォー・ファイティングは
今年公開のサンドラ・ブロック主演映画「しあわせの隠れ場所」(The Blind Side)
でも使われていた。ピアノのやさしい音色と独特の軽やかなファルセットが魅力的な美しいバラードだ。
→解説ページ
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5 のコルビー・キャレイ。哀愁満ちたメロディーが美しすぎるバラー
ド。
→試聴
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10 フィンガー・イレブンは4月27日の項で紹介したハードロッ
ク・テイストのダンスビート曲。 →解説ページ
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この中から「今日はコノ曲」
・The
Truth (feat. Pat Monahan) KRIS ALLEN →解説ページ
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クリス・アレンの新曲「ザ・
トゥルース」。
03/11 リリースとあるけど、先週あたりからAFNでかかり始めた気がする。
トップ20ヒットとなった Live
Like We're Dying は軽快なロックだったけど(4月6日の項で紹介)、この曲はロック・バラードだ。
ちなみに、前者の作曲はザ・スクリプトの2人、そしてこの曲がトレインのパトリック・モナハン。
...ということは、両者とも最近 Breakeven と Hey Soul Sister
という神々しいまでに(!)素晴らしい曲を全米チャートに送りこんだ方々ではないですか!
こんな作曲チームの曲を用意するなんて、クリス・アレンのプロデュースチームがいかに強力かがわかる。
曲の印象はといえば、アルベジオで奏でられるギターと共に歌われるメロディーは美しく、せつなさ全開。
だけどコーラス部でバシバシとドラムが入ってくるダイナミックな展開をみせ、さらにストリングスが薄く入ってクリスのよく伸びる高音が引き立つ。まったく
あきれるくらい良くできた曲です。こういうのに僕はヨワイのよ〜。
さ
て!ここで話は少し変わるけど、この人やドートリーなどのデビューの経
緯を語るとき、「アメリカン・アイドル(アメリカの有名 TV 番組)出身」なんて紹介したがる人が多いけど、それって何か意味あんの?
「ソコ出身だから実力ないけど運よくデビューできた」とでも言いたいの?
レコード会社の宣伝担当なら、少しでも宣伝材料になる言葉を充てる必要があるからそうした表現もアリだが、それ以外の人がするものではないでしょう。
言葉が乏しいのはわかるけど。
広大なアメリカで一定以上の成功を収めるのがいかに大変かはドートリーの項で
も書いたけど、どこ出身だろうが、いいものは受け入れられるし、ダメなものは見捨てられるだけだ。
芸術作品の評価なんて、あくまで主観的なものだからどう評価しようとその人の勝手だけど、余計な情報ぬきにして純粋に作品そのもので評価すべきだ。
だから僕はラジオが好きなんだ。いきなりパッと曲が流れて、直感的に良し悪しが判断できるから。
僕はクリス・アレンもクリス・ドートリーもデヴィッド・クックもアダム・ランバートもジョーダン・スパークスもケリー・クラークソンもキャリー・アンダー
ウッドも、み〜んなラジオで知った。大好きな曲がいっぱいあって、みんなホントに素晴らしいと思う。だから僕はこうやって彼らについての文章を書いてい
る。
人種も肌の色も言語も出身も音楽スタイルも関係ない。良いものは良いのだから。
5月14日(金)
ブレット・マイケルズとマイリー・サイラス
○今日私がAFNで初めてオンエアを確認した曲は
・Nothing
To Lose (ft. Miley Cyrus) BRET MICHAELS →解説ページ
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ロックバンド、ポイズンのブレッ
ト・マイケルズの今年2月発表の最新曲。ポップアイドル、マイリー・サイラスがコーラス
で参加しています。
ポイズンといえば1990年前後あたりに大
人気を誇ったハードロック・バンドで、当時は日本でも武道館公演を行ったほど。
有名な曲には Nothin' but a Good Time
や I Won't Forget You
などがあるけれど、私が個人的に好きなのは1991年のヒットで Life
Goes On という曲。
ギフ
ト・パック / ポイズン
*Life Goes On 収録
ほかにNothin' but a Good Time 、 I Won't
Forget You 、Every Rose Has Its
Thorn など、ヒット曲を全て網羅。DVD付。
→Amazon
でCDをみる
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これは詩も曲調もちょっと重めなんだけど、とても味わい深い曲で、特にギター・ソロが絶品!
泣きのフレーズと速弾きの美しさは感動モノで、自分もこんな風にギターが弾けたらなあ、なんていつも思ってた。
この名演を残したギタリストの C.C.デヴィルは
速弾きもさることながら情感こもったフレージングが特徴で、当時のインタビューでは、その彼のプレイスタイルにも通じるブルース・ギタ
リストのロイ・ブキャナンを尊敬している旨の発言をしている。
加えてテレビのインタビューで当時超速ギタリストとして頭角を現してきたクリス・インペリテリを名指しして、「アイツは速いだけでハートがねえ。単なる速
弾き勝負だったらいつでも相手になってやるぜ」とタンカを切っていたのが忘れられない。
その後バンドは紆余曲折ののち、地道に活動を続けていたのだが、先ごろシンガーのブレット・マイケルズがくも膜
下赤出血で生命が危ぶまれていたというニュースは AFN でも伝えられていた。
幸い峠は越したもよう。
さてこの曲での2人の共演はマイ
リーがポイズンの大ヒットバラード Every Rose
Has Its
Thorn のカヴァーをレコーディングしたことと関係がありそうだ。
曲自体はアコースティック・ギターをベースにダイナミックに歌い上げるバラードで、ハスキーな声と少したそがれた感触はブレットの魅力そのものだ。
マイリーのハイトーンのハーモニーもいい味付けをしている。 →解説ページ
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5月13日(木)
爆裂スピード・ロック!
○今日私がAFNで初めてオンエアを確認した曲は
・Free To Be Me FRANCESCA
BATTISTELLI
・Love Left To Lose SONS OF
SYLVIA
・On Your Own GREEN RIVER
ORDINANCE
グリーン・リヴァー・オーディナンスは名曲
Come On (3/24
の項でも紹介)以来久々のシングルになるのかな。
○そこから、この曲をクローズアップ
・This
addiction ALKALINE TRIO →解説ページ
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うぉお燃えるぜええ!
イントロから脇目もふらずに突っ走る、ケバだった直線的スピード・ロックだ。
音はタッタ2分30秒の中でパワーをぶちまける伝統的なスタイルで、やっぱロックっていいねって感じさせてくれる。
アルカ
ライン・トリオは1998年アルバムデビュー。
オフスプリングやバッド・レリジョンで有名なエピタフ・レーベル所属で、この曲は2010/02/23 リリースの最新曲だ。
○他のオンエア曲から「今日のこの曲」
・A
Sin To Hold On To EMERY →解説ページ
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この曲のカッコよさときた
ら、たまりません。
激しくうねるリズムとコーラス部分の美しいメロディが交差しながら展開する爆裂スピード・ロックだ。
エメ
リーは今年から本格的になヘッドライナーツアーを展開しているんだけど、個人的にはライブをものすごく見たい、見たい。
レコ社かプロモーターさん、呼んでくれえ〜。
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