AFNラジオの日々のオンエア曲を紹介するブログ
10月14日(木)のオンエア曲〜「女性版ジャスティン」(?)JESSICA
JARRELLのエレクトロ・ソウル
AFN でオンエアしている小ネタのコーナー Rock History 〜「ロック界での10月14日の出来事」は
・1966年、ジェファーソン・エアプレインが女性シンガー、グレイス・スリックと共に初めてライブを披露した日。
サンフランシ
スコのフィルモア・ウェストでのコンサートにて。
ジェファーソン・エアプレインは1960年
代後半のフラワー・ムーブメントの頃に頭角を現してきたバンドで、Somebody to Love や
White Rabbit などのヒット曲があります。
これらはコッポラの映画「地獄の黙示録」やショーン・ペン主演「ミルク」など、当時流行したサイケデリック文化の幻想的なシーンなどでよく使われているの
で、聴いたことのある人も多いでしょう。
CD:
シュールリアリスティック・ピロー
・1968年、ザ・ビートルズのアルバム The Beatles のレコーディングが終了。
「ホワイト・アルバム」の愛称で知られ
る作品で、5月から18週間に及んだ録音ののちに完成。
ロック・アルバムの金字塔といわれる「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」で彼らの才能のありったけをブチまけたと思われたビー
トルズが、そのタッタ1年後に創り上げてしまった衝撃作でした。
教科書にでも載りそうな Ob-La-Di, Ob-La-Da 、美しきバラード Blackbird
、ブルースのバリエーションではない、ストレートなハード・ロックとしては史上初だったであろう「元祖ハード・ロック」 Helter Skelter
、アヴァンギャルドな Revolution 9 など、凄まじいばかりの名曲がぎっしり詰まっています。
シングル集ではない創作曲による2枚組
30曲というヴォリュームや、表裏が真っ白でタイトルの浮き彫りとシリアル・ナンバーが入っただけというジャケットも「史上初」級の斬新さであったことで
しょう。
CD:
ザ・ビートルズ
ロック史的な話はキリがないのでここでヤメときますが、最近のネタとしては、サンタナの新作で現在日米で大ヒット中のアルバ
ム「ギター・へヴン」収録の
While My Guitar Gently Weeps は先のアルバムの曲がオリジナルです。
CD:
ギター・へヴン
オリジナルが初めて発表されたときは、そのギター・プレイのあまりの素晴らしさにギタリストのジョージ・ハリスンが世間か
ら絶賛されてしまい、その誤解に
耐えかねた彼は「あのギターは親友のエディ・クレイトン(エリック・クラプトン)が弾いたものなんだ」と告白したのは有名な話です。
さて、今日のオンエアはイイ曲いっぱいあったケド、余裕がないのでテキストだけでカンベンね。
・You Can't Count on Me COUNTING CROWS
・Oh
Yeah CHICKENFOOT
→解説
ページ
・Spaceship PUDDLE OF MUDD
・Stay SAFETYSUIT
・Bluff
DAPHNE WILLIS &
Co →一覧ページ
・Right Now AKON
・Getting Over You DAVID GUETTA
・Armageddon
JESSICA JARRELL →一覧ページ
ちょーカッコイイ〜〜!イントロから超速で疾走するエレクトロ・ソウル。
ユーロ・ビート的なシンセの嵐の中に投入される生ピアノが何とも涼しげでオシャレです。
久々のオンエ
アだったけど、最初5月くらいにこの曲聴いたときには「CD発売未定」だったので紹介を控えていました。
さすがにそろそろ出てるかな、と思って調べてみましたが、なんとまだ未定!こんなにカッコいい曲なのにい〜。
アメリカでも未だにダウンロード販売だけみたいだし、何ともヘンテコな話です。
ただし、Wikiによると、デビュー・アルバムが
2010年秋に発表される予定とのことなので、そちらに期待したいと思います。
ジェシカ・ジャレルは1995年生ま
れの目下15才(!)日本ではジャスティン・ビーバーの「マイ・ワー
ルズ」に収録の
Overboard に客演したことで知られたシンガーです。
2009年に Island Def Jam レーベルより Almost Love (24/7) でデビュー。ジャスティン・ビーバーの My
World Tour で前座を務めるなどの活動のほか、モデル、俳優としても活躍しているようです。
今年6月に出した TRAVIE MCCOY 共演の Up And Running という曲もノリが良くてサイコー。
ルックスもキュートだし、アルバムが出れば「女性版ジャスティン」的なブレイクも大いに期待できると思います。
10月5日(火)のオンエア曲〜 ALEX BAND 新曲 と10月の冷やし中華
昨日は浅草で冷やし中華をやってる店があったので、冷やし中華評論家たる私は、すかさず入りました。10月になると冷やし
をヤメちゃう店がほとんどな
のに、さすがは東京です。
関東ではせいぜい9月いっぱいまでが普通ですが、まだあったかいし、街に半ソデ着てる人がいるかぎりは、やるべきだと思います。
中華店のオーナーさんたちには、ぜひ一考をお願いしたいものです。
さて、かの店では外にも未だに例の水色ベースの「冷やし中華張り紙」がしてあるし、店内は他に「冷やし五目」など計3品も
冷やしメニューを掲示してあり、店の気骨を感じます。
楽しみに待つこと15分。運ばれてきた冷やし中華はといえば、 9/8(水)の記述でも示したとおり、品質基準的に
は合格です。(なんかエラそうだな)
「基本3品」の具に関して補足をすれば、中華屋では肉類といえば、ついつい焼き豚のたぐいかトリ肉ささみ系を入れたがるが、
ハムでなければいけません。
なぜか。
冷やし中華の具はキホン「そのまま」もしくは汁に少しからめる程度で食べるので、程よい味がついているハムが最適なのです。
焼き豚やトリ肉は基本じっとりと汁に浸してその味つけをして食べるものなので、汁が潤沢な温麺向きです。しかも脂分が多いので、さらりとした感触を身上と
する夏料理たる冷やし中華には少々、向きません。
ハムという具材は中華屋ではあまり使わない(たぶん)ので在庫したがらず、トリ肉などで代用してしまえ!となりがちなのでしょうが、やはり料理というも
の、具材や製法はれっきとした理由のもとに成り立っているのです。
3品以外の具はワカメ、棒状の寒天(春雨?)などで、麺の固さ、汁の味つけはまずまずといったところです。盛り付けはきれ
いな富士山型とはいえず、75点くらいでしょうか。
唯一残念だったのは卵が錦糸卵だったこと。一説によるとこれが正しいとする向きもあるが、やはりかき卵焼きの短冊切りが一
番ふさわしいと思います。
なぜか。
「冷やし」だから具も冷たい、というのはモチロン理にかなってはいるが、生身の人間たるもの、食事なら一品くらいは温かいものがあった方が心が安
まるからです。冷たい「作り置き感」に対して、温かな「できたて感」とでもいいましょうか。
それに、錦糸卵が若干パサパサしているのに対して、卵焼きの方がしっとり感があるし、何といっても焼き目の香ばしさが食欲をそそるのです。
今回の冷や中はいくつか不備はありましたが、こうした私の心の中での採点を知ってか知らずか、定価700円のところを
「サービス価格」と称して550円にしてくれました。季節はずれの冷や中との邂逅を喜んだと同時に、下町の中華屋のおおざっぱさを感じたひとときでした。
さて、バカな話を始めると私はどうにも止まらないので、音楽の話を。
今日はなんだか「1アーティスト2曲連続かかり」が目立った日でした。
・Like It's Her Birthday GOOD
CHARLOTTE
・The Anthem GOOD CHARLOTTE
・Impossible
SHONTELLE →解説
ページ
・T-Shirt SHONTELLE
・Rhythm Of Love PLAIN WHITE T'S
・Hey There Delilah PLAIN WHITE T'S
・Come On Get Higher (acoustic) MATT NATHANSON
・Walk
Away FIVE FINGER DEATH PUNCH
→一覧ページ
ファイヴ・フィンガー・デス・パン
チ。その名のごとく硬質なパンチのようなイントロ、リズム・パートも重戦車のごとく、ひたすらヘヴィーだ。
しかし透明感のあるメロディアスな歌がこの曲を単なるハードロック以上のものにしている。アルペジオで奏でられるギターも奥行きがあって美しい。
・Tonight
ALEX BAND
・Without
You ALEX BAND
→一覧ページ
今年の4月くらいから頻繁にオンエアされ、「相変わらずイイ曲書くなあ」と感心していた曲が Tonight で、最近9月頃からかかりまくっているのがニュー・シングル
Without You だ。
しっかし、これまた良い、よい、良すぎる!メロディは美しいし、歌声は雄雄しくカッコいいし、サウンドはダイナミックで、実に素晴らしいのです。
でもなあ、前回の CAVO じゃないけど、こういう「歌のよさで勝負」モノはどうせ売れないのかなあ。Tonight
もイイ曲だったのにチャートには縁ナシだったし...。
なんとかこうした良質なロックは正当に評価されてもらいたいものです。
ちなみに、アレックス・バンドとはバンド名ではなく、シンガーであるアレクザンダー・マックス・バンドという人の名前で
す。
前身のバンド THE CALLING は2001年に Wherever You Will Go (→解説ページ)が
全米3位の大ヒットなど、2005年頃までの活動期間中に全世界で600万枚のレコード・セールスを誇りました。
今日オンエアされたシングル Tonight と Without You は彼のソロ第一作 We've All Been There (2010) からのカットです。
Photo : 虚空慈 kokuuji
アップロード : 2010/09/08 更新
: 2010/10/17
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