AFNラジオの日々のオンエア曲を紹介するブログ
7月30日(金)のオンエア曲〜 マット・カーニー、ほかケイティ・ペリー新曲速報
今日はまず、特筆として AFN じゃないけどケイ
ティ・ペリーの最新曲がオンエアされた話題をば。
・Teenage Dream
KATY PERRY
関東地方をメインとす
る FM 放送、J-Wave にて、朝の時間帯にかかりました。
DJ氏も言っていましたが、先のシングル California Gurls
(→解説ページ)が今なお売れまくっている時期(8/7
付けで全米2位)に出しちゃうんですね。
曲は前シングルに路線は近く、ノリの良いロックにエレクトロ・ポップの味付けとなっています。
本国では 7/23 リリースとありますが、ケイティ様くらいの大物となると遠く離れた日本でも速攻でオンエアされるところはさすがです。
なお、アルバムはアメリカで8/24、日本では8/25
発売です。たった1日の差ですが、同日リリースにすると、時差の関係で本国を差し置いて日本で先に店頭に並ぶことになってしまうので、こうなったのかな、
と思います。
激売れ必至のケイティ様のニューアルバム、ほかにどんな曲が聴けるのか?今から興味シンシンです。
日本での初回リリースは2ヴァージョンあります。
ティー
ンエイジ・ドリーム
ティー
ンエイジ・ドリーム(初回限定2CDデジパック・デラックス・エディシ
ョン)
さて、AFN に話を戻すと、今日はなぜか1日を通してクリスマス・ソングが数多く流れました。
7月30日ってクリスマスと何か関係が? 中国などの「旧正月」みたいにアメリカでも「旧クリスマス」みたいのがあるのかしら?
その辺の文化に詳しくないのでわかりません。誰がわかる方いたら教えていただきたいのですが。
・All
I Have MAT KEARNEY →解説
ページ
アメリカのシンガー・ソングライター、マット・カー
ニーの最新ヒット。
この人、最初のヒット曲 Nothing Left to Lose
(→解説ページ)に顕著なように、ソフトでやさしい歌声が特徴的な「癒
し系」です。
この曲は、そのやさしい歌声をいかしつつも、ロック調で力強いサウンドとなっています。
流れるような美しいメロディ、後半でのダイナミックな展開も耳に心地よく響きます。
この曲を収録した2009年の2nd アルバム City of Black &
White(シティー・オブ・ブラック&ホワイト)が全米13位とヒットしたこともあり、待望の日本デビューとなりました。
7月28日(水)のオンエア曲〜 CARTEL とジェフ・ベック
洋楽聴きの夏の関心事、2大夏フェスが近づきました。すなわち、「フジロック」と呼ばれてるものと、サマソニのことです
が、私は両者共に複数ステージで同時進行するという構造上の欠陥があるので今年も行きません。
詳しくはこちらのページを
お読みください。
サマソニに関して言えば、去年はヴェロニカズ、VV Brown、MASTODON
ほか、隅々までエグいアーティストが目白押しですごく見たかったけれど、今年はさほどでもないので心は平静です。
でもメインステージ以外で2つだけ「惜しい」のがあります。
まずはスマッシング・パンプキ
ンズ。
もうすでに過去のバンドですが、巨大な業績を残した彼らを「元気なうちに見とけ」、という意味ではそろそろ潮どき。「なるハヤ」で見ておきたいバンドで
す。
代表作 Mellon Collie & The Infinite
Sadness
(メロンコリーそして終わりのない悲しみ)はアヴァンギャルド、ハードロック、オルタナなどを包括した凄まじいアルバム。平たく言えば、イ
イ曲ばっかりで、2枚組みながら当時は聴きまくりました。
AFN でも収録曲が5年あまりに渡って連日とっかえひっかえかかっていたことを思い出します。 Amazon
でCDをみる
しかし、なんといっても注目はサー
ティー・セカンズ・トゥー・マーズでしょう。レコードで聴けるような、U2
をほうふつとさせるスケールの大きいサウンドは、ライブでどうなるのか見ものです。
こんなつまんないフェスじゃなくて、早く単独来日してほしいものです。
当サイトでも彼らの曲を聴くことができます。
→解説ページ1 →解説
ページ2
・The
Perfect Mistake
CARTEL →
解説ページ
軽快にスッ飛ばすス
ピード・ロック!
コーラス部分もさわやかで、みずみずしく、スピード感に満ちています。
カルテルはアメリカのオルタナ系の5人組バ
ンドで2005年から2009年までに3枚のアルバムを発表。
この曲は 3rd アルバム Cycles(2009)からの2nd シングル。
他に1st シングルの Let's Go も軽快でノリの良い曲で、おすすめです。
・I
Put A Spell On You (feat. Joss Stone) JEFF BECK →解説
ページ
「ギター・レジェンド」ジェフ・ベックが
若手シンガー、ジョス・ストーンと共演したスタンダード・ブルース。
オリジナルはスクリーミン・ジェイ・ホーキンズの1956年の作。
またジョス・ストーンはイギリスのソウル・シンガー/女優でまだ二十
代前半ながら、数多くの受賞歴をもつ本格派です。
しかし、この曲が入った最新作 Emotion & Commotion
(エモーション・アンド・コモーション)が今年の5月頃、全米 11位になったのには心底驚きました。若者は CD
を買わなくなったと言われる昨今ですが、中年世代が買っているんでしょうか。
日本と同様アメリカでもギタリストとして半ば神格化された存在だけど、まさか11位とは。
これは彼の今までの作品中、2番目の順位(最高は Blow by Blow
の4位)であり、全英では21位を記録。ちなみに意外にも本国イギリスではこれがキャリア中最高位だそうです。
ジェフ・ベックという人はその昔、ブルースの手法をハードロックで昇華させると言う荒ワザをやってのけた第一人者で、名ヴォーカリスト、ロッド・スチュ
ワートを擁して作ったアルバム「トゥルース」(1968)はその記念
碑的作品としてロック史上に燦然と輝いています。
Amazon
でCDをみる
「トゥルース」発表から6ヶ月後にかのレッド・ゼッペリン(注)がこのスタイルで衝撃デビューを果たして大センセーション
を巻き起こしたときに、ベックが「オレのアイデアを盗まれた」と悔しがったのは有名な話です。
注:LED ZEPPELIN は日本のメディア表記では 「レッド・ツェッペリン」
が一般的だが、英語圏の発音では 「レッ・ゼッペリン」 が一般的。
さて、それから40年
ほどたったこの曲でも、そうした革新的音楽を作り上げてきたベックの自負が見て取れるようです。
ある時期からピックを捨てたベックが、指弾きならではの表情豊かな音色で縦横無尽に弾きまくっていて、実に見事。
ジョス・ストーンの歌もあの若さながらとてもソウルフルで、聴き応えは充分です。
7月26日(月)のオンエア曲〜 MELANIE FIONA と
CITIZEN COPE
・Monday
Morning MELANIE FIONA →解説
ページ
今日は月曜日ということでこの曲(ちょっとベタすぎ!)。かかったのは午後だけどね。
モータウン・サウンドを思わせるベース・ライン(例:You Can' t Hurry Love「恋はあせらず」 by The
Supremes)を軸に歌われるクールな R&B。
フシギな疾走感、そして曲が進むにつれ次第に高揚していくソウルフルな歌が魅力的です。
メラニー・フィオナはカナダ生まれの
シンガー・ソング・ライター。
デビュー・シングル Give It to Me Right がカナダとヨーロッパ各国でヒットを記録。
2nd シングル It Kills Me で全米チャートでもブレイクを果たし(43 位)、2010年のグラミー賞、ベスト女性 R&B
ヴォーカル部門にノミネートされ、大きな注目を集めました。
この Monday Morning
は2009年6月リリースの 1st アルバム The Bridge
から3枚目のカット。
2010年に新アルバム The MF Life が登場予定。
・Healing
Hands CITIZEN COPE →解説
ページ
夏にピッタリのレゲエだけど、これは淡々と、クールに進行するやつ。
I will never forget your healing hands my love ...
なんて歌い出しのごとく、ミョーに忘れがたくて耳に残る曲だ。和音で奏でられるピアノが印象的。
CITIZEN COPE の4枚目のアルバム The Rainwater LP (2010) からのカット。
シティズン・コープはインディー/オ
ルタナティブ・ロックの系列に位置するアーティストで2002年から2010年までに4枚のアルバムを発表。
そのキャリアの初期にはサンタナの名盤「シャーマン」(2002)にミシェル・ブランチやチャド・クルーガー(ニッケ
ルバック)、プラシド・ドミンゴらの大物アーティストと共に名を連ねるなど、実力は高く評価されていました。
←名ギタリスト、カルロス・サンタナのギターが炸裂!
ヴォーカリストたちの競演も見事!
ラテンからオルタナ、ハードロックまで、幅広い音楽性で全く飽きさせません。
Amazon
でCDをみる
Photo : 虚空慈 kokuuji
アップロード : 2010/07/08 更新
: 2010/08/04
TOP↑ |