AFNラジオの日々のオンエア曲を紹介するブログ
7月30日(土) 新作オンエア!ミシェル・ブランチとステインド
連日の雨で夜出歩けないので、久々に投稿です。
サイトの状況としては、最近とても忙しいので更新もままならない状態ですが、AFN のオンエア・リストとしては Now 95
まで作成してあります。つまり、現在 Now 82(参照ページ) までなので、約260
曲が紹介できずにいるというわけです。
何だか、たまりにたまった夏休みの宿題みたい。いつになったら追いつけるのやら...。
今日は「あの」本格派アーティストの新作の話題をば。
・Loud
Music MICHELLE
BRANCH 試聴サイト
ついに出ま
す!グラミー賞受賞経験もある本格派シンガー・ソング・ライター、ミシェル・ブラン
チ待望のニュー・アルバム。
2010年に出た Everything Comes and Goes が6曲入りの EP
(日本で言うミニ・アルバム)だったことを考えると、前作 Hotel Paper か
らなんと8年ぶりになります。
そこからのリード・シングルとしてチラホラかかってきているのがこの曲。
ミドル・テンポのロック・バラードとでもいいましょうか。力強いビートと共に夢見るような、リバーブの効いたヴォーカルが心地よく響きます。
さすがはミシェル!一発で気に入りました。
同曲収録(予定)の新アルバム West
Coast Time は2011年9月に全米リリース予定とのことです。
・Not
Again STAIND 試聴サイト
ううう、ゆうべ深夜、ラジオから耳慣れないメロディアス・メタルが聞こえてきて、なにやらカッコいいので例によって
SD カードに録音し
ておいたんだ。ちょっと胸騒ぎを覚えたこともあったし。
そんでもって今日、歌詞を聞き取ってググってみたら...なんと!かの、ステインドの新曲じゃあないですか。絶叫系の歌唱法など、あまりにもメタル寄りだったので、好きなバンドにも係わらずわかりませんでした。
いやあ驚いた。ラジオで「生の出会い」をするとこういう思いがけないことが起こるのだ。
ステインドと
言えば、泣く子もさらに泣く、モロ日本人好み(オレ好み?)の、哀愁のメロディで迫る超絶メロディアス・グランジ・バンドだ。
全米5位を記録した It's Been Awhile
から、So Far Away 、Believe
など、数々の名曲を生み出し、アルバムは全米1位が3枚、
ミリオン・セラー4枚という実績を持つ凄いバンドなワケですが、引きかえ、日本では若干地味なのが残念。
でも、ニッケルバックにも通じる、彼らのような「うた」を聴かせるバンドの良さは、わかる人にはたまらない魅力なのです。
個人的にはシェヴェル(参照ページ)や 2
CENTS(参照ページ)と共に「超もの凄くライブが見たい」バンドのひとつなんだけどな。
全米で500万枚を売り上げた 3rd アルバム (2001)。
大ヒット曲 It's Been Awhile
収録。
CD
: ブレイク・ザ・サイクル
ステインドの通算7枚目となる新アルバム STAIND(仮題)は 2011年9月13日全米リリース予定。
そこからは
2011年公開の映画「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」の挿入歌として The Bottom が一足早く公開され、続いて 1st シングルとして、この Not Again
が7/12 にリリースされました。
さて、さらに超最新のオンエア予報!
かの大物ゴシック・ロック・バンド、EVANESCENCE
(エヴァネッセンス)待望の 3rd アルバムが2011/10/11 に全米リリースされるようです。
それに先がけたシングル What You Want
が8月9日にリリースされるとのことなので、ラジオで出会えるのを楽しみに待ちたいと思います。
連日かかりまくるんだろうなあ...。
5月30日(月)オジー・オズボーン 30周年記念特集、ADELITAS
WAY 新曲
今日の AFN
では11時くらいから12:20頃まで、オジー・オズボーンの特集をやっていた。
オジーや関係者のインタビュー、ランディ・ローズ
(G)
在籍時の曲を中心にドキュメンタリー・タッチで構成。
はじめはなんでこの時期にオジーの特集なのかわからなかった。
ランディ・ローズの誕生日とも命日とも違うし。
ただ、ランディ・ローズ在籍時の音源は全て知っていたはずの私が、初めて聴くヴァージョン、例えば「ミスター・クロウリー」のライブや「グッバイ・トゥ・ロマンス」のギターアレンジが違うものなどがかかり、気になったので注意深く聞いてみると、DJ が30周年うんぬんと言っている。
調べると、どうやらこの特集はアメリカで5月31日に発売される Diary
Of A Madman (Legacy Edition)
に向けてのものだとわかった。
(日本盤タイトルは「ダイアリー・オブ・ア・マッドマン ライヴ・エディション」)
30年 ---
オジー・オズボーンがブラック・サバスを脱退してソロとしての第一歩となったアル
バム、Blizzard of Ozz
は1980年3月にレコーディングが開始され、その年の9月に発表された。
ヘヴィ・メタルの帝王オジーと当時無名だった、たぐい稀なギタリスト、ランディ・ローズという
、2つの巨大な才能が生み出したマジック。
その、ロック界に与えた衝撃は計り知れない。
CD
: ブリザード・オブ・オズ/ レガシー・エディション
(今日のオンエア曲から)
・Crazy
Train BLIZZARD OF OZZ
試聴サイト
1980年リリースのオジーのソロ・デビュー曲。
ベースの不穏な響きから凄まじい衝撃波のようなギター・リフが炸裂し、クレイジー・トレインが速度を上げて突っ走る。新時代のハード・ロックの誕生を告げる稀代の名曲。
・Mr.
Crowley
BLIZZARD OF OZZ 試聴サイト
ランディ・ローズのギターは美しい。
どんなに歪ませても、どんなにアーミングをして、ハード・ロック然としたノイジーなフレーズを弾こうとも、美しい。それは彼がしっかりとした音楽教育を受け、そのプレイが確かなクラシック音楽の理論に基いているからであろう。
このダークでドラマチックな大曲で聴けるギターの一音一音が美しく、フレージングはダイナミックで、優雅ですらある。
今日オンエアされたライブ (たぶん「ダイアリー・
オブ・ア・マッドマン ライヴ・エディション」に収録の Live from Blizzard Of Ozz
tour)においても、寸分の乱れもなく、整然と、美しいフレーズを紡ぎ出しているのは驚異的だ。
まさに名演。
CD
: ダイアリー・オブ・ア・マッドマン ライヴ・エディション
・Goodbye to
Romance BLIZZARD OF
OZZ
そう、この曲もオンエアで聴いて「あれっ?」と思った。こんなにロマンティックなアレンジだったっけ?って。
特に曲の最後のギターのフレージングがオリジナルと違っている。恐らくは「ブリザード・オブ・オズ~血塗られた英雄伝説 レガシー・エディション」に入っている「2010ギター&ヴォーカル・ミックス」と思われる。
番組ではオジーはもちろん、彼にかかわったギタリストのザック・ワイルドやスティーヴ・ヴァイらの、ランディ・ローズを讃えるインタビューが紹介された。
1982年3月19日 -
偉大な芸術の創造が、その死によって永遠に途絶えてしまう虚しさ、はかなさをあれほどまで思い知らされたことは、なかった。
時は流れてこの2011年、今まで聴くことのできなかった音源が公開される。
ランディが世界の表舞台に立ったのは実質的にはたったの2年足らずだったけど、30年たった今でも、その美しいギター・プレイは決して色あせない。
○今日のオンエア曲から
・Sick
ADELITAS WAY
試聴サイト
| CD
: Home School Valedictorian
地を這うようなヘヴィなサウンド、荒々しいヴォーカル。短くまとめられてるけど、ズキズキと心に響く重量級のハード・ロックだ。
ADELITAS WAY
はアメリカのハード/メタル系のバンドで、このサイトでも開設当初から紹介しているが(参照ページ)、この曲は2011年6月7日全米リリース
予定の 2nd アルバム Home School Valedictorian
からの第一弾シングル。
小気味よいハード・ロックを演るいいバンドなので日本でも有名になって欲しいと思う。
5月2日(月) ビンラディン制圧の日。LEE
GREENWOOD、デフォルト、ジ・エクシーズ他
今日のAFN の放送で昼の12:30 頃、曲の最中に突然途切れて、オバマ大統領のアナウンスが挿入された。
もしや福島の原発事故に新たな重大事態でも起きたのかと、一瞬ぞっとした。
しかし、よくよく聞いてみると、なんと、アメリカの9.11 同時多発テロ (2001)
の首謀者といわれるビンラディンを米軍が殺害したとの声明だった。
後の報道によると、彼が住んでいたのは意外にもパキスタンの首都イスラマバードにほど近い町中の邸宅だったとのこと。
なんとも興味深い話だ。
関東でのAFN ラジオはこの春、4/18 週から編成が変わり、平日昼の 10時〜14時帯はジャンル分けされた。
月: The Nerve 〜ニュー・ロック。オルタナやハード・ロック系
火: Today's Best Country 〜カントリー
水: Legacy (Classic Rock) 〜クラシック・ロック
木: Max FM 〜 1980's, 1990's 中心のポップ
金: Gravity (Urban) 〜ソウル、R&B, ヒップ・ホップ系
個人的には月曜日がたまりません。家で聴いてたら仕事にならん。
○今日のオンエア曲
・God
Bless The USA LEE
GREENWOOD 試聴サイト | CD
: The Best of Lee Greenwood
さ
て、先のビンラディン制圧に関連したのか、こんなモロ愛国歌がかかりました。
キーボードの伴奏と共に、かみ締めるように歌われるドラマチック・バラード。
アメリカ人以外にとっては若干ハナにつくけど、メロディーは美しいし、曲の出来としては申し分ないでしょう。
LEE GREENWOOD はアメリカのカントリー系シンガーで、この曲は1984年のヒット曲。
2001年の同時多発テロのときには再リリースされ、全米チャート16位まで上昇しています。
・Sound
Of Sunshine
MICHAEL FRANTI & SPEARHEAD (参照/試聴ページ)
朝方のオンエア。
アコースティック・ギターの軽快なカッティングと共に歌われるさわやかなポップ・ロック。
日本ではちょうど今は連休期間中だけど、そんなホンワカした雰囲気にぴったりの太陽の明るい陽射しを思わせる、心がウキウキしてくる曲です。
マイケル・フランティはアメリカのシンガー。
彼のバンド、スピアヘッドとしては特に2009年に全米18位を記録した Say Hey (I Love You) のヒットで知られています。
この「サウンド・オブ・サンシャイン」は最新アルバム The Sound
of Sunshine (2010) からのカット。
・Supposed
To Be DEFAULT
試聴サイト | CD
: Comes & Goes
この、デフォルトというバンドがつむぎ出す歌の美しさはなんと表現すればよいのだろう。
この最新シングルでも彼らの特色がいかんなく発揮されています。
アコースティック・ギターを主体に雄大に歌われるロック。
薄く重ねられたコーラスが爽やかさと共に絶妙な奥行き感を生んでいます。
カナダのオルタナ系バンド、デフォルト(参照ページ:Now02-18)の 4th
アルバム Comes and Goes
(2009) からのカット。
・Different
Than You THE EXIES 試聴サイト
| CD
: ア・モダン・ウェイ・オブ・リヴィング・ザ・トゥルース
スタッカートでのガシガシとしたリズム・ギターの響きにのせて歌われるヘヴィなロック。
静かで少し寂しげな短調の旋律はやがてコーラス部分で激しくうねる。孤高の叫びのように。美しく、せつないメロディーが印象的だ。
ジ・エクシーズは1997年に結成されたアメリカ、LA 出身の4人組バンド。
ちなみに、THE EXIES という名前は The Existentialists (実存主義者)の略語だそうです。
2000年から2007年までに4枚のアルバムを発表。ヴァージンからリリースした2枚のアルバム、Inertia
(2003) と Head
for the Door (2004) 合わせて40万枚を売りあげた実績があります。
この曲は最新アルバム A Modern
Way of Living with the Truth (2007) からの 1st カットで
U.S. Mainstream Rock チャートで27位を記録しています。
Photo : 虚空慈 kokuuji
アップロード : 2011/05/02
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