AFNラジオの日々のオンエア曲を紹介するブログ
3月25日(金) 哀しみと怒りの日のテイラー・スウィフト
今日、とうとう1万人を超えてしまった。
ひとつひとつのかけがえのない命。
1でも100万でも、質に違いはないけれど、今日の1万という数字は、辛すぎる。
恐怖のどん底だった。
発端は 3/17(木)のAFN ニュース、「福島第1原発のメルトダウンで日本全土が放射能汚染」の可能性報道。
低量放射能汚染の何が怖いかって、「ただちに健康に影響が出るわけではない」からだ。
しかも将来病気になっても、放射能汚染によるものかを証明できない。
人類は、そして日本政府は、罪なものを作ってしまった。
それから私の情報収集と生き残る手段の探求が始まった。
3/18(金)AFN でオバマ大統領の声明 "ON THE SITUATION IN JAPAN" (3/17,
Rose Garden) が放送されたので、傾聴する。
日本に対する哀悼のほか、原発関連では
・3/16 に福島第1原発の半径 50 マイル(80km)の避難域を設けた
・50マイル以上は大丈夫と見られているが、事態の悪化にそなえて、米軍と公職員の家族については政府主導で帰国を勧めることにした
・アメリカ領土に汚染が及ぶ可能性はない
などだった。
続いて 3/19(土)あたりから放送されだした在日米軍司令官バートン・フィールド氏の声明には、かなり動揺した。
「3月11日は人生を変えた旅のはじまりであった」
などと、厳粛で沈痛なトーンで語られるので、ぼんやり聞いてると、
「救助はみんなよくやってくれたけど、日本は汚染されてしまって、もう住めない。出国するしかない」
みたいに聞こえてしまう。
しかし、よーく聞いてみると
「放射能汚染はどこまで広がるか見通しがつかず、米国民の安全の保証ができないので、家族の避難を勧める」
的なものらしい。
時々 "247" といったよくわからない言葉(軍の指令コードかも?)も出てくるのであまり自信がないけれど。
でも恐怖に輪をかけたのは、3/20(日)頃からアナウンスされ始めた、米軍・公職員家族の本州からの脱出プログラムの案内だった。
これって、「日本全土が汚染された」ってこと?!
日本政府は「ただちに健康に影響はありません」なんて言ってるけど、アメリカ政府と日本政府の上層部だけは日本全域汚染の事実を知っているのか?
もう恐怖は最高潮である。
おまけに
「日本からの帰国者は無料で放射能検査が受けられます」
などとも言っている!
もう、「原発と日本政府を呪ってやるう!」と叫びだしたい気分だった。
さらには土曜午後の TOP 40 も、日曜午後のカントリー・カウント・ダウンも中止だし、DJ
は言葉少なく曲をかけるばっかだし、頻繁にアメリ
カ人の帰国レポートが入ったりで、放送全体が緊張感ピリピリだった。
このまま米軍関係者が日本から引き揚げていき、AFN の放送自体がなくなるのでは、そんな雰囲気すら感じた。
そんなこんなでパニックになってたら、こんなサイトに行き当たりました。
Voluntary Departure、日本人ワイフの皆様、しますか
これを見たら、米軍職員でも原発事故に対する米政府の対応は少し大げさだと考える人がいることがわかりました。
さらに同サイトのリンクで知った科学者のサイトを見ると、現状を正確に把握して「理論的に怖がる」ことが大切だとわかりま
す。 http://takedanet.com/
さっそく武田先生が勧めるように、自分の居住地の放射線量を計算しました。
新聞発表のデータ 3/14 - 3/21 などから、
・その期間中の1時間あたりの平均放射線量 0.19 マイクロシーベルト/時
・その期間から3ヶ月間の推定累積放射線量 333 マイクロシーベルト/3ヶ月
・その期間から1年間の推定累積放射線量 1323 マイクロシーベルト/年
これらはいずれも国際基準などと大きな隔たりはありません。
(3/26 追記:だから安全だというわけではありません)
さて、米国職員の自主避難の申し込み期限(?)終了の翌日、3/23(水)からはAFN
の放送も少しリラックスした雰囲気に戻りました。
ヤマザキ・ヒサノさんの「日本語入門」も再開されたし。
あくまで推測ですが、原発の超危険期から1週間たって、アメリカ政府も先の見通しがついたのかもしれません。
しかし、心配なのは原発から 80km 圏内の人々です。
私の計算によると、65km 圏の福島市でも放射線量は法定基準値を大きく逸脱しています。
特に、子供や将来子供を生む可能性のある女性の身体が心配です。
日本に原子力発電所は、いりません。もう
絶対にお断りです。
○今日のオンエア曲
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| CD
: スピーク・ナウ
ああ、心が洗われる。
テイラー・スウィフトが歌うゆったりと、じ
んわりと心に響くバラード。
凛とした力強さを感じさせるところも魅力です。
2010年の AMA 授賞式でのライブでピアノを弾きながら歌っていた姿が印象的でした。(参照ページ)
全米1位、トリプル・プラチナの大ヒットを記録した最新アルバム Speak Now からの 2nd
シングルで全米チャート6位を記録。(2011/3月現在)
Photo : 虚空慈 kokuuji
アップロード : 2011/03/26 更新
: 2011/05/02
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