AFNラジオの日々のオンエア曲を紹介するブログ
3月10日(木) 今どきヒット〜ザ・スクリプト, T.I.,
D.ダーティ・マネー, THE READY SET
今日は9時から18時まで、AFN 東京をかけっぱなし。ほぼ全てが2000年代〜現代もので、よい選曲でした。
今日のオンエア全曲のうち、新たに出会った曲は1曲、わからなかった曲(ソウル・グループ?の静かなバラード)が1曲。
それ以外は全て知っている曲で、ノートに記録しとこうかとも思いましたが、AFN のサイトか何かに載ってたりしたらムダなので、気になって
いたものを20曲ほどメモしておきました。
今回は中からチャートなどメイン・ストリーム寄りのものを紹介します。まずはソウル系。
・Love
Like Woe THE READY SET
参照(試聴): Now
57-7
今年はブレイクかっ?!のイケメン青年、THE READY SET のヒット曲。
3/10 (木) ほかのオンエア。
流れるようなアルペジオのピアノが鳴ったかと思うと一転、パワフルなレゲエ調のソウル・ミュージックになだれこむ。
ノリのよさは最高で思わず体が動き出しそう。
Woah-oh (ゥオオッ、オオッ) の歌い出しから、メロディは一見下世話に聞こえるけれど、品のいいピアノのおかげで上質さが保たれています。
また、最近のヒット曲 Sinner by BIG B (Now
25-6 ) や La La La by
AUBURN ( Now 54-11)
がサンプリングで入っていたりして、遊び心があって楽しい曲です。
ザ・レディ・セットはアメリカのシン
ガー Jordan Witzigreuter の1人プロジェクト。
私が初めてこの曲を聴いた時、てっきり黒人ソウル・グループかと思っていたのですが、白人のソロ・シンガーです。一説によると、本名のファミリー・ネーム
が一般の人には発音しにくいからこの名前にしたとか。
2010 年にアルバム I'm Alive,
I'm Dreaming でメジャー・デビュー。この Love
Like Woe は 2010/12/11 付で全米27位、プラチナ認定の大ヒットを記録しています。
・Coming
Home DIDDY-DIRTY MONEY (ft. Skylar Grey)
参照(試聴): Now 67-5
3/7 (月)、8
(火) ほか連日オンエア中。
序奏のシンプルなピアノと女性ヴォーカルによる第一主題の美しさが心にしみわたる。さらに DIDDY
のラップによってダイナミックに盛り上がっていく。実に感動的な曲。
2010年の AMA 授賞式のライブ(参照ページ)でも、豪華なオーケストラと共に躍動
感に満ちた見事なパフォーマンスを披露していたのが思い出されます。
ディディ − ダーティ・マネーはか
つて Puff Daddy 及び P. Diddy
のステージ・ネームで活躍したショーン・コムズが女性シンガー2人と2009年に結成したグループ。
その 1st アルバムで全米7位 (2011/ 1月現在) を記録した Last
Train to Paris
(2010/12/13) からのカットで全米 12位 (2011/ 2月現在)のヒット曲です。
・Castle
Walls T.I. ft. CHRISTINA AGUILERA 参照(試聴)ページ
3/10
(木) ほか、連日オンエア中。
悲しげな短調のループにのせてよどみなく歌われるラップが胸を打つ。
クリスティーナ・アギレラが歌う、憂いをたたえたメロディのコーラス・パートと相まって無類の美しさ。
大物ラッパー、T.I. の7作目のアルバム No Mercy
(2010/12/07) からのカット。
・For
The First Time THE SCRIPT
試聴サイト
| CD
: Science & Faith
3/8
(火) , 10
(木) ほか、連日オンエア中。
やっぱりこの人、このメロディ! さすがはザ・スクリプト。
2010年にラジオ・ウェイブを席巻した大ヒット曲 Breakeven (参照/試聴ページ)をほうふつとさせる、美しく感
動的なロック・バラード。
憂いに満ちたメロディはせつなさでいっぱいです。
楽器の鳴りを抑えて歌をしっかりと聴かせる導入部から、小気味の良いバンド・サウンドで躍動感を出して盛り上げ、中間の弱
音部でじっくり聴かせて...なんて、人間の感情曲線を知り尽くしたかのような曲の作りは、ほとんど職人の域ではないでしょうか。もちろんそれは、彼らが
そもそもバンド以前に作曲チームとして活躍していたということもありますが。
本国アイルランドと全英で1位、全米3位 (2011/ 2月現在) を記録した 2nd アルバム Science & Faith (2010) からの 1st
シングル。
3月7日(月) 春はせつないロック!AMERICAN HI-FI と
DAYS
DIFFERENCE
3/2(水)に行われた将棋の名人戦 A級リーグ最終節はすごかった。
10時の対局開始から深夜 1:40 の終局まで、最高峰の棋士10人による掛け値なしの真剣勝負。そこには優勝争いだの、リーグ残留争いだのとい
った実益上の損得を超越した何かがあった。
プロ
の将棋は究極の個人競技だ。
勝敗は客観的事実や第三者の判定よりも、勝ち目なしと悟った側が負けを宣言することによって決まる。
こんな勝負事は、スポーツを含め他にあるだろうか?
ある棋士が言っていた。
「我々は負けるときは "負けました"
と言わなければならない。それは何よりもつらい瞬間なんです。普通の人はそんなことを発音する機会はまずないでしょうけど」
彼らをつき動かすのは、目の前の相手には絶対負けたくないという闘争心だ。いま巷をにぎわす星の売り買い(八百長)など入
り込む余地のな
い、勝負師たちのすさまじい矜持のぶつかり合いは、とても見ごたえがあった。
終盤に入ると勝負は過酷さを増す。
勝ちを探すため、負けを逃れるため、必死で考える。
丸山忠久九段は夜戦に入って頭頂部に冷却剤を貼り付けた。極限まで頭をフル回転させると、脳が発熱するらしい。
そんなに頭を使うことのない私のような人間には想像を絶する世界だ。
こうした15時間(!)にも及ぶ熱戦の末、森内俊之九段が名人戦出場権を獲得、成績下位の2名が下部リーグへ降級となっ
た。
このように将棋やスポーツ、例えばサッカーなどのトップ・リーグは成績が悪いと降格の憂き目を見る。
しかし日本人が大好きなプロ野球にはなぜかそれがない。100戦全敗や万年最下位でもオッケーなんて、緊張感を保てるんだろうか。
どうしてあれが日本で一番の人気スポーツなのか、ずっとわからないでいる。
○先週のオンエア曲から
春は出会いや別れなど、うれしさと寂しさが同居する季節。今回はそんな春にぴったりの、せつないロックを。
・Lost
AMERICAN HI-FI 参照(試聴)ページ
3/3(木)のオンエア。
なんともせつなくて、心にじーんと響くロック。
今の季節で言うなら、春風がそよぐような一抹の寂寥感。そんな始まりから、フロア・タム(ドラムス)の連打を皮切りにサウンドはハードに
うねりだす。
ノイジーな味付けのギター・サウンドと共に歌われるコーラスはせつなさ全開だ。
アメリカン・ハイファイはボストン出
身のパワー・ポップ系バンド。
2001年のデビュー・アルバム American Hi-Fi からの1stシングル Flavor of the Weak (参照/試聴ページ)が全米41位ほか、日本を含め
世界各国でヒット。2001年から度々来日もしている。
この Lost は彼らの 4th アルバム Fight the Frequency (2010) からのカット。
・Speakers
DAYS DIFFERENCE 参照(試聴)ページ
3/3(木)のオンエ
ア。
優しさと、せつなさ。
機械的なドラムスと優雅なピアノにのせて夢見るように始まる歌はやがてバンド・サウンドと共にダイナミックに躍動する。
歌声はあくまで柔らかく、高音のコーラスが美しく響きわたるロマンチックなロック。
デイズ・ディファレンスはアメリカの
バンドで Jeremy (Lead Vo.,Key) と Jonathan (Ds) の Smith 兄弟と Micah Ricks (B)
, Jeremiah Ricks (G) ら4人で2004年に結成。
2007年にデ
ビュー・アルバム Numbers を発表後、アメリカ各地をツアーして大手レコード会社と契約を果たしました。
イケメンぞろいのルックスもあってか、マイリー・サイラス主演映画「ハンナ・モンタナ」でバック・バンドの一員に抜擢され
るなど、成功への道を着実に歩んでいるようです。
この Speakers は彼らの 2nd アルバム Days
Difference (2010) からのカット。
なお、同アルバムからの 1st カット Radio Song (参照/試聴ページ)もやさしい雰囲気のポップ・
ロックでおすすめです。
Photo : 虚空慈 kokuuji
アップロード : 2011/03/07
TOP↑
|