AFNラジオの日々のオンエア曲を紹介するブログ
11月12日(金)AFN 編成変え?/ PINK 新曲とサラ・バレリス
今日は、かみつく。
今週、11/8
(月)昼間の放送では耳を疑った。終日、1980年代などの懐メロばっかし。ええ〜っ、こんなのヤダ!
たまたまだったのかなと思い、翌11/9(火)ラジオをつけると、また!マドンナだのエアロスミスだの、古いのばっか!やだ〜〜。昔の音楽なんてタイクツで聴いてらんない。とうとうAFN も「年寄り向け」になっちゃったのかと絶望しそうになりました。
日本でもよく、まことしやかに語られる「80年代(90年代)洋楽ブーム」なんて、ウソっぱちです。
テレビや雑誌など、メディアを動かしてる中心の人たちが30〜40代の「おっさん、オバはん」で、彼らが青春時代に愛聴した1980〜1990年代の音楽を好んで取り上げているから、そうなっただけです。
本屋で音楽雑誌の表紙を見ても、ボン・ジョヴィだのエリック・クラプトンだの、古いのばっかであるとか、NHK
の「黄金の80年代洋楽」とかいう年寄りくさい番組があるのも、そうした理由です。
そんなのにオンエア枠や誌面をさくくらいなら、「今」の人たちを取り上げた方が100倍建設的なのに。
古いものにしがみついていたら発展はない。これはどんな分野にもいえること。
それにザ・ビートルズのベスト盤がオリコン 1、2位独占って何?40年も前の音楽をなんでみんな「そんなに」買うワケ?意味わかんない。
ここで、「良いものは時代を超えて良い」などともっともらしい理論で片付けようとするなら、それには「ノー」だ。
ハッキリ言わせてもらえば、みんなソレしか知らないのだ。補足するなら「金を出して買いたいと思うCDを他に知らない」のだろう。
かく言う私も、ビートルズのアルバムは全部持ってるし、「赤盤」は3年くらい前に限定セールがあったときにコレクターのサ
ガで買ってしまったものの、今にちまで1度も聴いていない。他に新しい、イイ音楽がたくさんありすぎて聴くヒマがないし、何より聴く気が起きないのだ。
だいたいにおいて芸術作品の運命は有名になれるか、なれないかで全く変わってしまう。
ビートルズはその類まれな大衆性と革新性で絶大な人気を得ただけ、という言い方もできるし、素晴らしい作品を創ったにもかかわらず、陽の目を見ずに終わってしまう作品、アーティストだってあるわけだ。
例えば、Let It Be
は名曲だ。誰でも知ってる。
しかし、THE ROCKET SUMMER
というアーティストの Walls
はどうだろう。ビートルズを知ってる人の何パーセントがこの曲を知っているだ
ろうか。
→ Walls 曲紹介ページ
CD
: Of Men & Angels
アプローチは違えども、 Walls
も非常に美しく、「レット・イット・ビー」に匹敵する名曲だと思う。にもかかわらず、ロケット・サマーの知名度はビートルズに比べると限りなく小さい。
せっかく良い音楽を作っても人に知られる機会すら与えられずに忘れられてしまったら、それは悲しい。
ものすごくイイ女なのに男がビビって誰も手を出さないままバァさんになっちゃうのと同じくらい悲劇だ。
他にもビートルズに匹敵する素晴らしい音楽はたくさんあるし、それらをたくさんの人が聴いて、CDを買ったりすることに
よって音楽界は発展する。良い音楽を創ってそれに見合った見返りを得られれば、アーティストもますます良い作品を生み出そうという気になるものだ。
サイトだって、たくさんの人が来て、ついでに CD でも買ってくれれば、頑張って運営しようという気になるものだ。(イタタタ...)
いや...つまり...僕が言いたいのは、ビートルズ以外にも素晴らしい音楽はたくさんありますよ、だから過去を追いかけるのではなく
、もっと未来に目を向けましょう、ということなのです。ホントにイイ曲いっぱいあんだから!
さて、今週の AFN 東京 、昼間のオンエア内容をまとめると、
月、火、木・・・1980〜1990年代の懐メロ
水、金 ・・・・現代モノ
という構成でした(たぶん)。もしかすると AFN でも今秋から編成方針を変えたのかもしれません。
AFN の選曲はホントに素晴らしくて、
、ポップ、ロック、オルタナ、ヘヴィーメタル、ソウル R&B
、そしてチャートものからマイナー・アーティストの隠れ名曲まで、現代洋楽の全てがわかる、といっても過言ではありません。だからたとえ週2日でもいいか
ら「現代モノDAY」は続けて欲しいと思います。
○今日のオンエア曲
・Plush STONE TEMPLE PILOTS
・No One Is To Blame HOWARD JONES
・Stacys
Mom FOUNTAINS OF WAYNE
→曲紹介ページ
ニューヨークのバンド、ファウンテインズ・オブ・ウェインの軽快なパワー・ポップ.
ウィーザーに通じるポップさと、スピード感あるさわやかなコーラスが印象的だ。
・Dragonfly
(Acoustic) SHAMAN'S
HARVEST
当サイトで何回か紹介しているエモーショナル・ハードロックのアコースティック・ヴァ
ージョン。バンドは全米でラジオのオンエアなど、口コミで話題となり、じわじわと知名度を上げている模様だ。
イイ曲だけど、個人的にはハードなバンド版(→曲紹介ページ )の方が好き。
* このほか、ニッケルバック、ドートリー、ライフハウス、グーグー・ドールズ、3ドアーズ・ダウン、NEON
TREES はかかりまくり。
・Just Like A Pill P!NK
・Sober P!NK
・Raise Your Glass
P!NK
待望の!ピンクの新曲。先週あたりからかかり始めた気が。
パッと聴きアダム・ランバートっぽい声だったので調べるまで彼女だとわかりませんでした。どんどこ力強いゲンキ印のロックで、さすがのカッコよさです。
全米 11/15 発売予定のベスト・アルバム Greatest Hits:
So Far からの先行シングルで11/20
付け全米7位とチャートを席巻中。同アルバムは日本では 12/15 発売とのことです。
グ
レイテスト・ヒッツ(初回生産限定盤)(DVD付)
偉大なメロディ・メーカー、ピンクちゃま(!)のベストとあれば、スバラシさは折り紙つき。買うっきゃないでしょ!
(しっかし例によってトンガった顔の写真だこと!ホントはかわいいのに...)
・King
Of Anything SARA
BAREILLES →曲紹介ページ
AFN
では5月くらいからず〜〜っとかかりまくってて、今日も少なくとも3回かかってました。
全米チャートでも11/12 現在 32位をピークにロングラン・ヒット中。
リズミカルなピアノで歌われる軽やかなポップ・ソングです。
リズムはダムダムと力強いけれど軽やかなコーラスと手拍子のおかげで決して重たくならず、さわやかな歌に仕上がっています。
ピアノを弾きながらサラが気持ちよく歌う姿が目に浮かびそう。
全米1位(!)を記録した最新アルバム Kaleidoscope Heart
(2010/9/7) からのカット。 Amazon
でCDをみる
サラ・バレリスといえば、Love Song
(2007)
の大ヒットで知られるアメリカのシンガー・ソング・ライター。
全米総合チャート4位、トリ
プル・プラチナを記録した同曲は日本では「こんなハズじゃなかったラヴ・ソング」という邦題がついていたのを覚えている人も多いハズ。
こうした、日本のレコ社伝統の「なんちゃって邦題」は、古くは「ハイスクールはダンステリア」など、ピーター・バラカン氏がメチャバ
カにしてましたが、1960〜80年代の、洋楽が売れまくっていた時代の名残だし、担当者の意気込みが感じられて面白いものです。
この曲も素晴らしいので、興味ある人は以下のテキストをユーチューブなどで検索して聴いてみてください。
Love Song SARA BAREILLES
んでもってCDはこちら→ リ
トル・ヴォイス/サラ・バレリス
Photo : 虚空慈 kokuuji
アップロード : 2010/09/08 更新
: 2010/12/08
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