AFNラジオの日々のオンエア曲を紹介するブログ
8月15日(水) 人間の品格と教育、IAMDYNAMITE の哀愁ロック
2012 ロンドン・オリンピック。
8月11日に行われたサッカーの3位決定戦、日本-
韓国戦において、試合後に韓国選手が「独島(竹島)は我々の領土」という政治的メッセージが書かれた紙を観客から受け取り、会場で掲げた。
スポーツの場に政治や信条を持ち込んではならない。
試合会場でそれらのスローガンを掲出してはならない。
それはプロ、アマ問わず、一般の観客を集めて行われるスポーツの場では常識的なことだ。
なのに、そんな最低限のルールが守れない。
以前にもサッカーのアジア・チャンピオンズリーグの試合会場において日本のチームと対戦した韓国側の観客席に「日本の大地震をお祝います」との横断幕が掲げられたことがあった。
ここまでくると怒りを通り越して哀れにさえ思えてくる。
親のしつけ、教育。人間の品格。
スポーツの争いと政治的紛争の区別がつかないなんて、本当に哀れな人たちだ。
韓国政府は日本がどうの、という以前に自国民の教育水準をもう少し上げたほうがいい。
でないと、いつまでたってもノーベル賞科学者を輩出できない国のままだ。
○AFN のオンエア曲から
・Stereo
IAMDYNAMITE 試聴サイト
この曲に首ったけ。
古き良きロックン・ロール・スタイルとでも言おうか。ドドタタ、ドドタッというスネアの2つ打ちのドラムス、ジージーいうリズム・ギター、「ア〜ア〜ア〜」というマージー・ビートを思わせるコーラス。
せつないメロディがめっちゃ気持ちイイ、哀愁のロックだ。
AFN では 5/18 頃のオンエア。
IAMDYNAMITE は
Christopher Martin (ギター、リード・ヴォーカル) と Chris Phillips
(ドラムス、ヴォーカル)の2人からなるバンドだ。
アメリカ北東部、ミシガンからデトロイトを中
心に2011年頃から本格的に活動してきたとのことで、今年6月にこの曲収録のデビュー・アルバム Supermegafantastic を発表。
CD
: Supermegafantastic
しっかし、バンド名もアルバム名も英語では掟破りの「スペースなしの連続つづり」と、なんともすっトボけている。(でも考えりゃ、日本語だってそうだけどね。)
ちなみにアルバムにはブルー・オクトーバーのベーシスト、Matt Noveskey が参加している。
8月10日(金) オリンピック放送にイライラ、ロックの超新星 CHERRI
BOMB
夏になってから夜半前に寝て早く起きる、という生活を続けている。
強烈な夜更かし人間だった私がなぜこうなったか。
その原因のひとつにロンドン・オリンピックがある。
競技は日本時間深夜のため、起きて見てると身がもたない。だから生を録画しといて早く起きてなるべく実時間の進行で見るのだ。
私はスポーツは結果がわかってしまうと録画はとても見る気になれない。そのための方策なのだが、たまに見る前にわかってしまってがっ
かり、なんてこともある。原因はラジオ。
朝
はテレビをつける習慣のない私だが、目覚ましにはタイマーで AFN
がかかるようにしている。米軍放送だから日本人選手の結果は基本やらないのだが、たまにご親切に日本のメダル数を教えてくれることがある。日本の金メダルがかかった競技があった翌朝、ドキドキしながら目が覚めた時に AFN のニュースでアナウンサーが "Two Gold Medals"
などと告げて前日から増えていないことがわかってしまってガッカリ、なんてことがあった。
それにしてもテレビでオリンピックを見てるとイライラさせられることが多い。
こうるさい民放は見ないにしても、 NHK も結構稚拙なとこが多い。
アテネ・オリンピックだかの体操男子団体の実況「ナントカントカが描く放物線は栄光への架け橋だ」をいまだに名ゼリフとして自画自賛してたりして、ホントに見苦しいし。
あれって「事前に原稿作っときました」といった作り物的ニオイがぷんぷんで生の興奮が全く伝わってこないのだ。
あと、録画放送の時に最初にメダルだの、結果を言っちゃうこととか、視聴者からの応援メッセージ紹介なんてのもうんざり。あれが始まると本当にチャンネルを変えちゃうんだ。個人の「つぶやき」なんか見るのは時間のムダだし。
あんなのデータ放送でやってよ。せっかくデジタルなんだから。
そして!これは NHK に限ったことじゃないが、目にするたびに叫びたくなっちゃうこと。
おいインタビュアー、選手に「お疲れ様でした」って言うのやめろ。失礼だろ。
この日本独特のヘンな挨拶は無意識に乱用する人が多くて、スポーツ選手へのインタビューで使うことの異常さに気づかないようだが、ハッキリ言って失礼だ。だいたい何と返せばいいのだ。
「お疲れ様」とは会社など同一集団内で同じ目的に向かう同志がお互いをねぎらう言葉だ。だから会社なら社長とヒラ社員の間でも「お疲れ様」は成り立つが、選手と一緒に戦ったわけでもないインタビュアーとでは関係性が全く違う。
かつてサッカー日本代表監督だった岡田武史氏 が「お疲れ様」と言われてムッとして「はい」と答えた一幕があったが、それくらい異常で失礼なことなのだ。
選手は試合後などは疲れて神経質になっているのだから、聞き手は安易な会社コトバを投げつけるのではなく、よく考えて質問するべきだ。それこそが全力を尽くした選手に対する礼儀だと思う。
○AFN のオンエア曲から
・Better
This Way CHERRI BOMB 試聴サイト
こいつぁスゴイぜ。ロックの超新星、CHERRI BOMB。
野性味あふれる女性ヴォーカル、小気味良いスピード感のコーラス部分は血がたぎるカッコよさだ。
CHERRI BOMB
はアメリカの女性4人によるハード・ロック・バンド。
何と言っても驚いちゃうのはその年齢で、メンバー全員 1995 - 1998 生まれというからナント 14才から
16才!中2とか高1のお嬢ちゃんたちだ、文字通り。
あんまり驚いたので 7/12 に初めてラジオで聴いたその日にすぐ CD を取り寄せてしまった。
バンドは 2008年、リード・シンガーの Julia Pierce が 11才(!)のときにカリフォルニアで結成され、2011年6月に名門
Hollywood Records と契約。
フー・ファイターズ、ステインド、ブッシュなどのオープニング・アクトやヨーロッパ、オーストラリアのロック・フェス出演を経て、デビュー盤 This
is the End of Control (2012/5/15) にこぎつけたということらしい。
しっかしアルバム全体を聴いてもその堂々とした演奏ぶりには驚かされる。
あけびよんぱちが楽器を練習してバンド組んじゃいました、なんてのとはワケが違う...ってゆか、48 より若い?もしかして。
CD
: This Is the End of Control
とにかく、ルックスもそれなりにカワイイけど、音で勝負、の本格派だ。
彼女たちのようなワイルド系の女声ハード・ロックって、近頃ではヘイルストームぐらいでメジャー・シーンにはあまり浮上してこないけれど、CHERRI
BOMB はかなり強力だと思う。
1月30日(月) 久びさ! VAN HALEN
新曲かかりまくり、クランベリーズ、リンゴ・スター
ずーっと忙しくて久々の投稿です。
サイト自体も、ホー
ムページの新譜情報あたりをごくたまにしか更新できなくて、なんだか年寄りが交わす年賀状の「年に一度の生存証明」みたいになってしまった...。
でもそんな中でも、AFN
のオンエア曲はしっかりとチェックしていて、最新曲やら、すんばらしい新人アーティストの話題なんかがたまりにたまりまくっているので、今日はその中からホンの一部を紹介したいと思います。
・Tattoo
VAN HALEN 試聴サイト
やっぱコレでしょ!
2011年の夏頃から噂になってた、超絶ギタリスト、エドワード・ヴァン・ヘイレン率いるアメリカン・ハード・ロックの伝説的バンド、ヴァン・ヘイレンの新曲。
シングルとしては8年ぶりで、データ的には2012/01/10 リリースとありますが、本日 1/30 にかかりまくっていました。
CD
: ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース-デラックス・エディション(DVD付)
もう、イントロから VH
節が炸裂!ギター・サウンドはまさにエディの音そのもの。イッパツで彼とわかるトコなんざ、偉大です。中年世代にはなっっかしーカンジ。若モノには、正直、目新しさは感じないかもしんないけど、それは後から出た「フォロワー」のせい。それっくらいエディのギターの存在感は強烈だったのです。
ズ太っといリズム隊もいい感じ。デイヴィッド・リー・ロスのヴォーカルも、一本調子な所が薄れ、年を重ねて「イイ味」が出ています。
14 年ぶりのニュー・アルバム A
Different Kind of Truth は全米 2/7 , 日本では
2/8 発売です。
・Tomorrow
THE CRANBERRIES 試聴サイト
お次も再編成組、ザ・クランベリーズです。
クランベリーズ
は独特のメロディ・センスで日本でも1990年代あたりに人気を博したアイルランド出身のバンドですが、1992年リリースのヒット曲 Dreams
(試聴サイト
)は映画などでもひんぱんに使われてるので、彼らを知らなくても、曲を聴いたことのある人は多いはず。
CD
: Stars-Best of 1992-02
で、この新曲ですが、2011年の 11月21日、14
時の時報直後にこの曲がかかった時、「あれあれあれ、何だっけ、この声、誰、だれ、だれ?」とプチ・パニック状態になった事を覚えてます。
そう、その日はまさに、彼らの9年ぶりのこの新曲が公式リリースされた日。もちろんそれは後で調べて知ったことですが、アメリカでのリリースと同じ日に日本のラジオ
で聞けるなんてスゴイなと思いました。
しかも歌詞を聞き取って検索したのに、すでに有志によって(?)それがウェブ上にのってるなんて、なんて便利なんでしょ。
CD
: ローゼズ
曲はシャラーンとしたギターに乗って、そよ風のように爽やかなサウンドが響き渡るポップ・ロック。ドロレス (Vo)
の味のある、独特な歌い回しも健在です。
11 年ぶりのニュー・アルバム、Roses
は全米 2/14 、日本では 2/22 発売です。
・Wings
RINGO STARR 試聴サイト
ぬゎーんと
何と、御大リンゴ・スター父さんの新曲!
あっ、父さんっていうのは、彼の息子のザック・スターキーを再編ザ・フーの来日公演で見てるから(カッコ良かったよっ!)。ま、そんなこたさておき、かのビートルズの元ドラマーですよ念のため。
曲は 1/10 リリースとありますが、1/23 に AFN
でオンエア初観測ですっ!
すっちゃかレゲエのビートにブルージーなうたが乗っかる楽しい曲です。
本人さすがにドラマーらしく、パーカッションのアレンジも凝っててステキです。
CD
: リンゴ2012
しっかしご本人は71歳にもなるというのに、なんてカッコイイおやっさんなんでしょう。(ぢつは、ビートルズがデビューしたての頃はリンゴが女の子からイチバン人気があったとか!?!)
この曲も、もっともっとラジオでかかって、ヒットしていただきたいものです。
この曲収録の最新アルバム Ringo 2012 は全米
1/30 リリース。
日本盤は 2/8 発売予定です。
ああああ、今回はベテラン組に敬意を表したため、若モノ組、現代洋楽の紹介ができなくなっちゃったけど、ぜひ別の機会に。
シャインダウンの新曲だとか、トレインの新曲だとか、BEN KWELLER
の新曲だとか、もう一杯イッパイあんだから。
では!
Photo : 虚空慈 kokuuji
アップロード : 2011/1/30
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